傾斜量図判読例
蛇紋岩分布域の判読
 


 
  下図は、神威古潭変成帯の蛇紋岩分布域を含む地域の傾斜量図である。蛇紋岩分布域は、ぼんやりした独特のパターンを示し、周囲の他の岩石の分布域と容易に区別できる。上記の視覚的な特徴は、明瞭な尾根、谷が少ないことに対応する。これは、蛇紋岩山地では浅い谷が数多く存在する(小松,1999)という知見と整合する。
傾斜量図判読例:蛇紋岩分布域の判読
[参考文献]
小松陽介(1999): 谷密度からみた蛇紋岩山地の特性−2種類の谷の定義による評価−,地理学評論,Vol.72 A-1,pp.30-42


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