白神山地・泊の平地区航空レーザ測量等データ

2007.12.17 更新

2月22日計測データの精度検証

1.はじめに


現地の最大積雪深の時期が例年2月上旬になることから、その時期の計測が最適であるが、対象地区のこの時期の天候は例年、非常に悪いため、1月中旬からデータ計測のため航空機を待機させていた。しかし、2006年のはじめは特に降雪が多かったため観測機会がほとんど無く、結果的には約1ヶ月後の2月22日にようやく天候に恵まれて航空レーザ測量を実施できた。


2.方法


2月22日の航空レーザ測量終了後ただちに(2分後)、無積雪の地表面が連続的に露出していたJR五能線八森駅及び五能線沿いの航空レーザ測量データ(1コース、延長約2km)を計測した。この場所は、10月31日計測データの精度検証で用いた場所と同じである。そして、無積雪であった八森中学校の前庭ロータリー部分(起伏の無い平坦な舗装面)を対象に、レーザ反射点が十分な数確保できるように広い面積を確保し、10月31日計測データが正解としたとき、その標高の平均値と、2月22日計測データの標高平均値を比較した。


3.結果


2月22日計測データの結果は標高43.14mだったのに対し、10月30日計測データの結果は43.22mであった。つまり、10月30日計測データに対して2月22日計測データは、平均値で-0.08mとなっていたため、2月22日計測データに一律に0.08mを加えてデータを補正した。そして、対象地区で積雪深データを計算する際は、その補正データを使った。


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